最近話題となっている「受けサブ」とか「入り中」とか、ハイブリッド配信でのスタジオ側で外部取材先から映像を受け取る仕組みがIP伝送の普及で多様化しています。
簡単なイメージは、テレビの現場中継を連想してください。
スタジオにいながら日本中(世界中でも)の映像をリアルタイムで受け取ることができるのです。
簡易な方法としてzoomなどのテレビ会議システムの画面を利用する方法が使われてきましたが、画質の面で残念な場合が多いのも事実です。
パンダスタジオでは現存するIP伝送のコストパフォーマンスと品質に挑戦しています。
現在、パンダスタジオの浜町スタジオGスタで利用できる「受けサブ」の回線数は独立7回線となります。
もちろん1回線でも受け取れる映像数(品質次第)は複数あります。
利用できるサービスは以下の通りです。
1:NDI NDI Bridgeを利用した双方向の拠点間通信となります。
パンダスタジオでは秋葉原、お台場、赤坂、大阪の各スタジオと常時接続を可能になっています。
複数個所でのご利用時にはお試しください。
また、お客様でNDI Bridgeを運用されている場合ではスタジオ間で相互利用も可能です。
2:StreamingBridge BMD社のエンコーダーから送信
パンダスタジオ、日本橋浜町スタジオでは、常時4系統のストリームを受けられるようになっています。
WebPresenterやATEM Mini Proなどから直接浜町の指定番号へ接続できます。
ご利用時にはインターネット越しに接続できるリモートアクセス設定ファイルを発行しています。
3:SRT LiveU Soloなどからも自由に接続
パンダスタジオ、日本橋浜町スタジオでは、事前にLiveUsoloのライセンスやバージョンなどの確認は必要ですが、Tricaster2eliteへのSRTポートを6系統準備しています。
組み合わせ機器について事前確認が必要です。
4:zoomなどで個別クリーン表示 Tricaster 2 elite Live Call Connect
従来ではzoomなどのテレビ会議システムからの画面取得は、パソコン1台に1名のピン止めという作業が必要で、パソコン台数が多く必要なうえ、画面の中の様々な表示を消すことにも気を使ってきました。
zoomだけでなく、Skype TXや、FaceTimeでの個別参加者のクリーン画面を取得できます。
5:zoom to NDI Bridge
Tricasterに負荷をかけたく無い時には外部のパソコンからzoomの参加者を選んでクリーンなNDI信号で出力する環境も用意されています。
特に指定場所に参加者の画像をはめ込む用途に最適です。