LU600とアットホームプロダクション

はいみなさんこんにちは。
パンダスタジオ 中村です。
今回はLU600を使用したアットホームプロダクションについてご紹介したいと思います。

このLU600を利用したアットホームプロダクションで、何ができるかといいますと、
最大4台までのカメラの映像をLTE対応の送信機から飛ばして1台の受信機で受けることが可能になります。

これだけだと何を言ってるかわからないと思いますので、図示します。

4台までのカメラの映像をLTE(つまり携帯電話の回線)で飛ばして、受信機で受けることができます。
そのため、カメラのとこまでネット回線が来てなくても、携帯電話の電波さえ入れば、そこから映像が飛ばせるということです。

4台のカメラがあってこれをLU600という送信機に渡してあげます。
そうすると携帯電話回線でインターネット越しの受信機に映像が飛んで四本のSDIで出てきます。

これを何らかのスイッチャーに渡して送出してあげる。
例えばスイッチで単純にスイッチングしてもいいし、映像を受けたスタジオなどで受けサブをつくって、
実況解説を入れてインターネット放送に乗せてあげるとかそういったことが可能なわけです。

カメラ間のタイムラグ

こういうことができますよっていう説明をするとインターネット回線経由だから、
各カメラの映像にタイムラグでない? 差異があると困るんだよね、という疑問を頂きます。

例えばスポーツ中継でカメラとカメラにタイムラグがあって、
こっちではボールを投げたのに、こちらはボールをまさに受け取ったところだ、
みたいな事では困っちゃうわけですよ。

しかし、LU600 アットホームプロダクションでは、そんなことはありません。
これがアットホームプロダクションのいいところです。

それでは、実際に3人制バスケットボール3×3の映像を
JVCのStream Star X4 (今は名前が変わって CONNECTED CAM STUDIO)で試してみたものがありますのでご確認ください

CONNECTED CAM STUDIO に カメラ3台の映像をインターネット経由で飛ばして
CONNECTED CAM STUDIOで受けてそれぞれスイッチングしてます。

今カメラの映像を切り替えています。次々と切り替えています。
別に選手の動きが戻ったりとか、妙にワープしたりとか、そんなことないですよね。
自然に映像が切り替えられてます。

普通はこんなにワチャワチャとスイッチングしないですけれども、
こうやって変えてもまったく違和感がない映像になっています。

丁度、フリースロー投げます。
フリースローを投げてボールがゴールにゴンとあたったところでカメラ切り替えてみたいと思います

変なタイムラグがあったらボールが戻ったりして気持ち悪い映像ができますけれども
これはまったくそんなことがない映像になっています。

はい、フリースロー投げた、
カメラ切り替わってるけど、全くタイムラグないですよね
それぞれのカメラの映像は独立してインターネット経由で来ているのに
普通にスイッチングできております。
いかがでしたでしょうか

LU600の設定

このLU600の設定見てみましょうか。

今、各送信機、ここに送信機がいます。
送信機から受信機のどのチャンネルに映像送るかという設定をしています。

映像を送っ送る先を決めました。
そのあとは、次々とスタート、スタート、スタートというふうにやって映像を繰り出していきます。

すると、コネクティング接続中になって、
ステータスが赤くなります。赤くなると通信中ということですね

(すべて赤くなったので)これでみんな映像を送り出しました。
これこれで映像を送るとこの画面でも映像が出てきます。
ほらねこういう映像を渡してますよという形になります

受信機で送信機の映像を受けるためには、
受信機を設置している環境のルーターで所定のポートを開けてあげるとか、
正しくネットワークを設定するということが必要にNUROあります。
例えば、ポートフォワーディングの設定とファイアウォールで
9000,9001,9002,9003といったポートを開ける必要があります。

この設定さえ出来ていれば、もうあとはスタートボタンポチポチ押していくだけで
映像を受けることができるという状態になります。

アットホームプロダクションの利用シーン

そうするとこんな長さSDIケーブル引っ張れませんよね。
無線で飛ばすってもキロ単位ですよ

そしたらもうこういうのはさっきでLU600を使ってカメラを設置していくしかないですよね。
例えばこの辺の事務所等で受けサブがあってここで映像を受けます、という形が良いかと思います。

このように競技場が広いイベント中継の用途で使えますね。

サーフィン会場でLU600
こちらは海岸の写真ですけど、サーフィンなども会場すごく広いですし、
当日の風の状況によっては、ここでやろうと思ったけどちょっと2キロ先に動くからみたいなことも非常に多いですね。

そういったところも携帯電話の電波でやってるLU600であれば、
どこからでも映像出したら大丈夫です。

極端な話、撮影チームだけ海外にいます。
実況解説は国内の受けサブで番組出すなんてことができます。


このようなロードレース、自転車競技
km単位で競技場ありますからね、こういった競技にも使えると思います。


登山競技如何でしょうか。
登山競技の場合は、LU600は携帯電話の回線で映像を飛ばしますから
携帯電話電波入る場所、というのが重要なんですけど
電波さえ入るんだったら登山競技だって中継できるわけですね。


競技場がすごい広い競技だけじゃなくてまあこういうのでも行け以外でいけるんじゃ
ないかとおもいます。

野球中継です。
プロ野球がやっているような球場であれば大体光回線が引いてあって
LANが引いてある、SDI引いてあるといった感じで準備万端なんですけども、
そうじゃない球場、県大会や草野球など、インターネット回線が引いてないかもしれない
あるいは引いてあるけど制限があるとか、届かないとか、そういう場合、
携帯電話の電波が入るのであれば、LU600で送受信が可能です。

こういった用途にLU600を使用したアットホームプロダクション非常にいいんじゃないかなと思います

受信機を置く場所には光回線が必要ですが、けれどもまあそういった事前のチェックをしておけば、
あとはものすごい機動力でインターネット中継ができる、
映像をインターネット経由で受けることができるという機械です

興味のある方は、ぜひホームページからお問い合わせしてください。

LU600とアットホームプロダクションについてでした。

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