みなさんこんにちは。パンダスタジオ 中村です。
今回は、ネットギア様より、M4300-12X12F の評価機を借りましたので、こちらのスイッチを使用して、NDIを試してみたいと思います。LANケーブルにつなげば、サクッと映像を送ってくれる便利なNDIですが、
オートネゴシエーションを有効にしていると帯域を誤判定したり、はたまた、帯域を絞ったりするので、手動でフルマネージできるハブの利用が推奨されています。(メーカー・代理店 談)
※その他にも、グリーンイーサネットを無効にする、通信モードはフルデュプレックスにする、など、いろいろ推奨値があります。
今回は、ネットギアさんから、フルマネージ可能な高級なスイッチを借りることができましたので、どんな塩梅か、確認してみました。
今回の映像の受けては、TC1になります。背面には、イーサネットの口が2個あり、1個あたりでは、1Gbps 対応となっています
newtek ndi technical-brief によれば
https://comtel.ua/wp-content/uploads/2016/06/NewTek_NDI_Technical_Brief.pdf
1080p60 で通信するには、1streamあたり、125Mbps の通信速度を必要とします。
なので、6本分であれば、750Mbps の帯域が必要となます。
通常、1Gbps のLANでも、8割程度の速度が出てれば十分すぎる、というか、上限と考えられるので、安全に使えるのは、TC1のLANポートあたり1080p60 を 6本まで、と考えるのが良いかと思います。
※NC1から、4本、PCから2本だしてます。NC1からは最高8本出せますが、検証現場の配線上の都合です。
検証してみた結果の、通信帯域レポート(ハブのWeb管理画面から見れます)が以下の通り
TC1は13番ポートに、NC1が15番、PCが17番、18番につながっています。
TC1側では、719Mbpsの信号を受けており、概ね想定通りの帯域使用量となりました。
スイッチングも特に、問題なく可能で、映像の劣化も肉眼ではほぼ分からなかったです。
想定通りの帯域使用なのでまぁ、そうだろうな、という感じ
例えば、これが何かの障害で、このレベルの帯域を確保できなくなると、映像の乱れなどが起こると考えられます。
(原因は、ハブかもしれないし、LANケーブルかもしれないし、TC1やNC1の負荷状況かもしれない)
というワケで、今回のレポートはここまでとなります。
引き続き何か発見がありましたらご紹介したいと思います。