ゲーム配信などでは、1080p60 で配信が利用されます。
ところで、1080i60 と 1080p60 では画質のどの程度違いがあるのでしょうか。
そこで、同じ動画素材(録画した鉄拳7の映像)を使用して、Tricaster TC1 に読み込み、1080i60 および 1080p60 のセッションをそれぞれ作成して、同様にYoutubeに配信してみました。
▼1080p60の設定でセッションを作り配信したもの
▼1080i60の設定でセッションを作り配信したもの
※Youtubeの設定は、1080p60 になるみたいです。
※自動設定で低解像度になる場合は、適宜歯車マークで変更してください。
※録画した元ソースは180p60です。1080i60のセッションへの入力の際は、Teranex AV で変換を行っています。
▼1080p60の設定でTC1のローカルにRECしていたものをアップロードしたもの
▼1080i60の設定でTC1のローカルにRECしていたものをアップロードしたもの
如何でしたでしょうか。
それぞれの違いについては、それぞれ再生してご覧いただければ幸いです。
使用機材
用語
インタレースとプログレッシブ
映像の出力形式にはインタレースとプログレッシブの2種類があります。それぞれ互換性はないので、適切に設定する必要があります。
インタレース
飛び越し走査方式。奇数列を送ってから偶数列を送る方式。
この奇数列だけ/偶数列だけの画面をフィールドと呼び、奇数フィールド/偶数フィールドと呼ぶ。
2回に分けて送っているので、動きのあるものは苦手。
プログレッシブ
順次走査。ノンインタレースと言われることもある。
上から下まで順番に送る方式。
一枚の画像を構成する走査線数がインターレース方式の二倍であるため、画像一枚あたりの解像度はプログレッシブ方式の方が高くなります。
特に動いている被写体を静止画で表示した場合、プログレッシブ方式の方がぶれのない鮮明な映像をとらえることができます。
参考:
ソニーストアHPより引用 https://www.sony.jp/handycam/products/DCR-VX2100/feature_1.html