はるか北の海に浮かぶバーク島。
そこに暮らすバイキング一族は、長きにわたってドラゴンと争い続けていた。
鍛冶屋で修業中のひ弱な少年・ヒックは、立派なバイキングになることを
夢見ているが何かと問題を起こすばかり。
村にたびたび襲来するドラゴンとの戦いではいつも邪魔者扱いされていた。
ヒックの父で、村のリーダーでもあるストイックも、変わり者の息子の扱いに悩んでいた。
ドラゴンが襲来したある未明、ヒックは自ら発明した投擲機で、
最も危険とされるドラゴンのナイト・フューリーを捕えることに成功する。
ナイト・フューリーを倒せばきっと誰もが認めてくれる。
しかし森の中で傷を負ったフューリーを見つけても、ヒックは殺すことができなかった。
彼は飛べなくなったフューリーを
「トゥースレス(歯無し、日本語吹き替え版ではトゥース)」と名付け、
互いに警戒しながらも少しずつ距離を縮めていく。
トゥースを再び飛べるようにするために飛行訓練を重ねながら、
ヒックはドラゴンの習性を覚え、それをドラゴン訓練に活かして上手く立ち回っていく。
次第に周囲から注目を集めるようになったヒックは、父・ストイックをはじめ、
ドラゴンを敵と決めつけるバイキングたちの意識をどうにか変えたいと思うようになる。